馬の性格の特徴とは?乗馬の馬は本当に大人しい?

馬の性格の特徴とは?乗馬の馬は本当に大人しい?

馬の性格の特徴とは?乗馬の馬は本当に大人しい?

馬の性格の特徴とは?乗馬の馬は本当に大人しい?

みなさんは、馬についてどんな印象を持っていますか?
見た目だけでも、大きい、茶色、顔が長い、足が細い…などなど。
実際に触れあったことのある人は、一度は噛まれそうになったりその大きさと迫力から怖いと感じたりした経験があるのではないでしょうか。
最近では競馬のCMもよく見られるようになって「競走馬ってカッコいい」というイメージを持つ人もいる反面、「やっぱり馬って怖いな…」と思う人も一定数いると思います。この記事では、そんな人でも馬について興味をもって知ってもらえるように馬の種類から、乗馬、競馬の違い、馬との接し方について説明していきたいと思います

馬の種類について

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みなさんが馬を思い浮かべてみたとき、茶色のサラブレッドを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

まさに馬のステレオタイプですよね。馬の種類はみなさんの想像する以上に豊富だと思います。

分類の方法は体格や血統、毛色などいくつかあります。また、国によっても分類の方法は変わってきます。日本ではおおまかに、軽種、中間種、重種、ポニー、在来種に分類されます。

これは馬政局によって分類された4種に、ポニーが加わったものです。実際、農林水産省や日本馬事協会の統計情報を見てみると中間種、重種、ポニーという呼び名ではなく、乗系馬、農用馬、小格馬など違う呼び名があるのがわかります。
その他の家畜:農林水産省 (maff.go.jp)

それでは上記5種の馬についてそれぞれに分類される馬の品種を簡単に説明していきます!

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種類①軽種

軽種は主に競馬で活躍しています。体重は400~500kgでスリムな体型です。

軽種①サラブレッド

軽種の代表的な品種です!
サラブレッドは速く走るために交配を繰り返し生みだされた品種です。乗用馬としても競走馬としても世界のいたるところで活躍しています。
繊細で臆病な性格で、刺激や音にもとても敏感で驚いて暴れてしまうこともあるほどデリケートな品種です。

軽種②アラブ種

名前の通り、アラビア半島原産の品種です。遊牧民によって改良されてきたとされ、世界最古の品種ともいわれています。サラブレッドよりも小柄で、走るスピードも劣りますが、耐久性に優れおとなしいため世界中で広く利用されている品種です。日本にはあまり普及されませんでした。

 

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軽種③アングロアラブ

アングロアラブは、サラブレッドとアラブ種を掛け合わせた品種です。サラブレッドの繊細で扱いづらい部分をアラブ種の温厚な性格でカバーし、サラブレッドとアラブ種の良いところを組み合わせた品種です。

種類②中間種

中間種
軽種と重種の中間の種類で、軽種よりもしっかりした体格でスピードは劣りますが従順で丈夫なので、馬術競技で活躍しています。

中間種①クォーターホース

正式名称はアメリカンクォータホースで、アメリカのバージニア州原産の品種です。世界で最も頭数が多く、サラブレッドに比べると少し小柄ですががっしりとした筋肉質な体型で、農作業や運搬、馬車馬など私たちの生活の一部として利用される反面、スプリンターが得意な品種でもあります。カウボーイが乗っていたとされる品種で、ウエスタンスタイルの乗馬にも用いられています。

 

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中間種②ハクニー

イギリス原産の品種です。馬車を引く馬車馬として活躍しています。特に脚が丈夫で馬車を引く力も強く、馬車馬の最上級の品種として認められています。足を高く上げて馬車を引く姿はとても美しく、その歩き方は「ハクニー歩様」と呼ばれています。美しく見せるために、ハクニーの蹄は少し長めに保たれています。馬車を引く力の強さやスピードではなく、美しさの評価を重要視される品種です。

中間種③セルフランセ

1965年にフランスで成立した歴史の浅い品種で、サラブレッドやスタンダードブレッドなどの血が入っていて体型や性質にはばらつきがみられます。ですが、セルフランセとして登録するためには能力が高い(どんな能力?)、認められた(誰によって?)馬でないと登録できません。そのため、セルフランセはとても優秀で乗馬や馬術競技で活躍します。

 

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種類③重種

重種
大型でスピードはありませんが、力仕事が得意な種です。体重は800㎏~1tを超えるものもあります。

重種① ペルシュロン

ペルシュロンは8世紀ごろに登場したフランス原産の品種です。歴史が古く世界中に普及しています。体高は160cm~170cmで大きいものだと体高2m、重さ1tをゆうに超える馬もいるそうです。太くたくましい大きな体を活かして、農用馬や馬車馬、軍馬として活躍しています。北海道のばんえい競馬ではペルシュロンの血が入った馬たちが活躍しています。

重種② ブルトン

フランスのブルターニュ地方原産の品種です。体高は150cm~160cmとペルシュロンと比べると少し小さいですが、しっかりとした頸の筋肉に、太い胴体には圧倒されます。こちらもペルシュロンと同様に北海道の「ばんえい競馬」で活躍しています。

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種類④ポニー

ポニー
ポニーは特定の品種の名称ではなく、体高147cm以下の馬の総称です。ポニーはお子様用の馬、マスコット的存在として育てられていることも多いですが、大きさや品種は様々で、時速40㎞で走ることもできます!ハフリンガーやシェトランドポニーなどがいますが今回はファラベラについてご紹介します。
ファラベラはアルゼンチン原産の世界一小さい馬種として有名です。大型犬くらいの大きさなので、ペットとしても人気が高いです。日本で有名なファラベラは長野県のスエトシ牧場のえだまめちゃんです!

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種類⑤日本在来種

日本在来種
外来種の血がほとんど入っていない、古くから日本で活躍してきた日本固有の品種です。
その種数は少なく、わずか8種です。

・北海道和種(道産子)
・木曽馬
・野間馬
・対州馬
・御崎馬
・トカラ馬
・宮古馬
・与那国馬

以前より頭数は減ってしまったものの、依然として多くの人から愛され続けています。中でも最も飼育頭数が多く有名なのは道産子でしょう!北海道出身の方に対しても道産子と呼びますよね。日本在来種は他の種よりも圧倒的に数が少ないですが、今後保護活動などがより活発になるといいですね。

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乗馬と競馬などの馬の違い?

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乗用馬と競走馬について共通点と相違点をそれぞれ挙げてみます。

① 共通点

乗馬でも競馬でも共通していることは、軽種のサラブレッドがほとんどだということです。一般的な競馬ではサラブレッドが競走馬として調教されます。ばんえい競馬やポニー競馬ではそれぞれ重種馬やポニーが出走しますが、やはり競馬といえばサラブレッドでしょう。
乗馬クラブの馬たちは競馬や誘導馬から引退してきたサラブレッドが多いですが、自馬や一部の馬は外国から輸入されてきたり、乗用馬として育てられ市場から買われてきたりする子もいます。小さなお子様でも乗れるポニーがいる乗馬クラブも多いですが、やはり乗馬でも一般的にサラブレッド以外に乗るということはまれです。

②相違点

乗馬と競馬の馬の違いはズバリ、調教です。
乗馬では障害を飛んだり美しくステップを踏んだり、ただ単に走るよりも柔軟な動きが求められます。一方で競馬では競争に勝つためにとにかく速く走るように調教されます。乗馬と違って、心肺機能を高めるためにプールで泳がせるなど、よりハードなトレーニングを重ねます。それに伴って、求められる馬の性格も違ってきます。乗馬と競馬の馬の性格の違いについては次の項目で説明していきます。

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乗馬の馬の性格

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乗馬ではおとなしく、物怖じしない性格の馬が求められます。人懐っこく、従順であるほど人気になれます。
乗用馬は、乗馬未経験者や初心者を乗せることが多いため、やさしい馬が求められます。

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そうはいっても、乗馬クラブの馬は競馬から引退してきた馬がほとんどです。乗馬と競馬では求められる性格も違うから、競走馬から乗用馬になるのは危険じゃないの?と思う人もいるかもしれません。馬にとっても、急に競争をやめて人間の指示通りに動きなさいと言われて戸惑ってしまいます。

そこで乗馬にうまくなじめず脱落してしまう元競走馬もいますが、やはり馬も人間と同じで、きちんと環境に適応できる子がほとんどなのです。それに、競馬から引退すると性格が丸くなる子も少なくないです!
私の経験上、それでもクセの強い馬はいますが、もはやそれが個性です
乗馬クラブではクセの強い子や神経質な子は上級者に回されることが多いです。

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競馬の馬の性格

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競馬では負けん気が強く、血気盛んな性格の馬が求められます。
先ほどにも記した通り、競馬の競走馬はレースに勝つために速く走るように調教されています。だからおとなしい馬よりも負けず嫌いな馬の方がレースで優勝しやすいのですが、競馬ファンに愛される名馬というのは力強さと愛嬌を兼ね備えた馬が多い印象です。例えば、ゴールドシップやディープインパクトは誰しもが知る名馬です。YouTubeにも感動するレースから、放牧中の愛らしい仕草までいろいろな映像が見られるので競馬好きでなくとも楽しめます!ぜひチェックしてみてください。

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馬と仲良くなるための接し方

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馬と仲良くなるためには、馬との接し方をしっかり学んでおきましょう。
馬はとても臆病ですが、とても賢い動物or生き物です。ただ馬におやつをあげて仲良くなったつもりでいると、実は馬に見下されていてスキを突かれ噛みつかれることもあります。(もともとちょっかいを出すのが好きな子もいますが…

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馬をなでるときは、顔から首までにしておきましょう。おなかや肩を触られるのは嫌な子もいます。また、正面から近づいてなでるのではなく、斜めや、横の方から近づいてあげると馬の緊張もほどけると思います。
怖がりながら馬に近づいたり馬に乗ったりするのはNGです。怖がっているとそれが馬に伝わって、馬も不安になってしまいます。
あとは様々な馬と接して慣れておくと、馬側も「あ!この人はわかってるな」と信頼してくれるはずです。馬にも個性があるので、馬の個性、性格に合わせて接し方を変えてあげてください。はじめは仲良くなれなくても、時間をかけて相手を知り、乗ったり手入れしたり活動を共にすることで信頼関係が生まれます。人間と同じですね!

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まとめ

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今回は、馬の種類、乗馬、競馬の違い、馬との接し方について説明してみました。馬に関する知識が身についたことでしょう。馬の品種はここに紹介したものは代表的なものだけですので、もっと調べてみると面白い品種に出会えるかもしれません。また、乗馬と競馬の違いについては実際に自分の目で見たり、体験することでよりはっきりと理解できます!

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馬と接することで、癒しの効果があるだけではなく、馬関係で働く人や馬に興味のある人とも知り合えて、自身のコミュニティを広げられます。なにより乗馬は全身運動なので、運動不足解消にもぴったりです。
この記事をきっかけに、楽しい馬ライフをはじめてみませんか?

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