
乗馬に必要な乗馬用プロテクター おすすめの選び方
第一歩は体にあった乗馬用品から始まります。

乗馬用プロテクターとは?

一般的なプロテクターとの違い

|
比較項目
|
乗馬用プロテクター | 他のスポーツ用プロテクター(例:バイク) |
| 想定される主な衝撃 | 高さからの落下、馬からのキック、障害物への衝突 | 路面との摩擦、高速での衝突 |
| 保護範囲 | 背骨、胸部、内臓など、胴体全体を広くカバー | 関節(肘、膝)や特定の部位に特化していることが多い |
| 形状・設計 | 騎乗姿勢を妨げず、馬への扶助(脚の合図)を伝えやすいよう、柔軟性とフィット感を重視 | 空力特性や、特定の動きやすさを重視した設計 |
| 安全規格 | 欧州のCE規格(EN13158など)や英国のBETA規格など、乗馬に特化した厳しい安全基準が存在 | 各スポーツに特化した安全基準が存在 |
馬の背中は、地上から約1.5m、騎乗者の頭の高さは2.5m以上にもなります。その高さからの落馬は、たとえ地面が柔らかい馬場であっても、打ちどころが悪ければ大きな怪我につながります。乗馬用プロテクターは、こうした「高さからの落下」という特有のリスクを考慮し、背骨や内臓といった重要な部分を保護できるよう、頑丈かつ衝撃吸収性に優れた構造になっているのです。
プロテクターは本当に必要?


プロテクターの種類について
高反発素材タイプ
この投稿をInstagramで見る
- 価格が手頃: エアバッグタイプに比べて安価な製品が多く、初心者でも導入しやすいです。
- メンテナンスが容易: 汚れたら水拭きしたり、製品によっては手洗いできたりと、手入れが比較的簡単です。
- •常に保護機能を発揮: 着用している限り、常に一定の保護性能を発揮します。
- かさばりやすい: 素材に厚みがあるため、着ぶくれしやすく、特に夏場は暑さを感じやすいです。
- 動きにくさを感じることも: 身体にフィットしていないと、ゴワゴワして動きにくいと感じることがあります。
- サイズ調整の幅が狭い: 編み上げ紐やマジックテープである程度の調整はできますが、エアバッグタイプほど自由度は高くありません。
安価な製品の中には、乗馬用の安全基準を満たしていないものや、十分な保護性能を持たない粗悪品も紛れているため注意が必要です。購入の際は、必ず信頼できるメーカーの、安全規格適合品を選びましょう。
エアバッグタイプ
近年、急速に普及している最新式のプロテクターです。ベストに内蔵されたCO2ガスカートリッジが、落馬の衝撃を検知して瞬時に作動。エアバッグが膨らみ、首、背中、胸、脇腹、臀部などを広範囲に保護します。
- 優れた衝撃吸収性: 展開したエアバッグがクッションとなり、身体への衝撃を大幅に緩和します。
- 広い保護範囲: 特に首周りや尾てい骨付近など、従来のプロテクターではカバーしきれなかった範囲まで保護できる製品が多いです。
- 動きやすい: 作動前は薄手のベストなので、軽量で動きやすく、夏場でも快適に着用できます。
- サイズ調整が容易: 脇のベルトなどでサイズを大幅に調整できるため、季節による服装の変化にも対応しやすいです。
- 価格が高い: 高反発素材タイプに比べて初期費用が高価です。
- 作動後にコストがかかる: 一度作動すると、CO2ガスカートリッジの交換が必要です。
- メンテナンスが必要: 定期的な点検や、メーカーによるメンテナンスが推奨されます。
バイク用や自転車用と形状が似ていますが、作動の仕組みや安全基準が異なります。必ず「乗馬用」として販売されている製品を選んでください。乗馬用は、鐙から足が外れて騎乗者が完全に馬から離れたことを検知して作動するよう、鞍とプロテクターを繋ぐ専用のワイヤーが付属しています。

失敗しないプロテクター選びのコツ
選び方のコツはズバリこの4ポイント
サイズ調整ができるタイプを選ぶ
![]() |
![]() |
![]() |
サイズの目安
購入前には、必ず自分の身体のサイズを計測しましょう。メジャーを用意し、薄着の状態で「胸囲」「腹囲」「着丈(首の付け根〜尾てい骨の上あたりまで)」の3点を測ります。その数値を基に、各製品のサイズチャートと照らし合わせて、最適なサイズを選んでください。着用する際は、ベルトやマジックテープをしっかりと締め、プロテクターが身体に密着し、上下左右にずれないことを確認してください。
軽いものを選ぶ
お手入れできるかものを選ぶ
- 高反発素材タイプ: 製品によっては、内部の保護パネルを取り外してカバーを洗濯できるものや、全体を手洗いできるものがあります。
- エアバッグタイプ: 精密な機械部品が内蔵されているため、基本的に丸洗いはできません。しかし、多くの製品は表面の汚れを拭き取りやすく、メーカーによるクリーニングサービスや定期点検サービスが用意されている場合があります。
おすすめプロテクターの紹介
エアバッグプロテクター
- 展開速度: 落馬を検知してから完全にエアバッグが膨らむまでの時間。0.1秒〜0.2秒程度が一般的です。
- 保護範囲: 首、背中、胸、脇腹、臀部など、どこまでをカバーしてくれるか。
- サイズと重量: 自分の体型に合ったサイズがあり、長時間着用しても負担にならない重さか。
日本の服サイズでいうとXS〜M
![]() |
![]() |
・SHOCK-BUFFERING SYSTEM(衝撃緩和保護システム)は、ライダーが馬から”一定の距離”を離れた瞬間にキーボールが抜け、キーボックスが作動しカートリッジボンベより炭酸ガスが首気室、胸気室、背中気室、尻気室へと送り込まれます、エアーバッグが瞬時に膨張し人体への衝撃を緩和するシステムです。作動から展開に至るまでにも衝撃緩和効果を発揮します。
・エアーバッグは最大限に膨らんだ後、徐々に炭酸ガスが抜ける仕組みになっています。(息苦しい場合は、脱衣して圧迫を解消してください)
・別売りのCO2カートリッジボンベに交換することで、何度もで繰り返しお使い頂けます。
日本の服サイズでいうとM〜2XL
![]() |
![]() |
・SHOCK-BUFFERING SYSTEM(衝撃緩和保護システム)は、ライダーが馬から”一定の距離”を離れた瞬間にキーボールが抜け、キーボックスが作動しカートリッジボンベより炭酸ガスが首気室、胸気室、背中気室、尻気室へと送り込まれます、エアーバッグが瞬時に膨張し人体への衝撃を緩和するシステムです。作動から展開に至るまでにも衝撃緩和効果を発揮します。
・エアーバッグは最大限に膨らんだ後、徐々に炭酸ガスが抜ける仕組みになっています。(息苦しい場合は、脱衣して圧迫を解消してください)
・別売りのCO2カートリッジボンベに交換することで、何度もで繰り返しお使い頂けます
日本の服サイズでいうとS〜XL
![]() |
![]() |
乗馬クラブからのアドバイスを元に改良されたモデル。落馬時に打ちやすいヒップまわりまでカバーした形状に進化しました。
多くの乗馬クラブで推奨されているモデルです。
①SV、LVモデルはバイク用の基本デザインをそのまま転用したものですが、Hモデルは乗馬クラブ協力の元、デザインしなおした安全性の高い改良版です。
②Hモデルはヒップの左右までエアバッグが出るようになっています。落馬時にお尻の左右を負傷することが多いため、その部分もカバーしています。
③エアバッグチューブの固定をボタンから柔軟なベルクロに変更したのでエアのふくらみが早くなっています。
エアバッグプロテクター 周辺パーツ
- CO2ガスカートリッジ: 作動後に交換が必要な、エアバッグを膨らませるためのガスボンベ。お使いのモデルに適合する容量のものを、予備として1〜2本用意しておくと安心です。
- ワイヤー(キーボール): 鞍とプロテクターを接続する重要なパーツ。断線や摩耗がないか、定期的に点検しましょう。
安全規格準拠品を使おう
新着記事 TOP3
人気記事 TOP3
日本全国の乗馬クラブ情報
乗馬クラブに行く前に足りないものはありませんか?
乗馬用品専門店ジョセス本店なら乗馬用品や馬具などの乗馬に必要なものが何でも揃います。初心者の方、体験乗馬をしてみようと思っている方からもちろんベテランライダーの方々まで。皆様にぴったりの馬具・乗馬用品がきっと見つかります。














