乗馬のインストラクター・指導者になるための資格と難易度

乗馬のインストラクター・指導者になるための資格と難易度

乗馬のインストラクター・指導者になるための資格と難易度

乗馬のインストラクター資格の発足ついて

日本国内の乗馬のインストラクター資格は、大きく分けて3種類あり、全て民間の資格となっています。
まず、乗馬クラブで働く時に雇用の基準として用いられることの多い資格からご紹介。

乗馬クラブで通常レッスンの指導をする先生(インストラクター)のこと!

全乗協が認定するインストラクター資格 乗馬指導者資格
「全国乗馬倶楽部振興協会」
(以下全乗協)が認定する乗馬指導者資格があります。全乗協は1991年に設立された団体なので、その認定資格も比較的新しいものと言えるでしょう。この資格は、乗馬をより多くの人に広めるために、安全に正しく乗馬を教えられる人材を育成する目的で、発足されました。

次に、学校の部活動での乗馬や、地域のスポーツ少年団で指導をする際、また、日本スポーツ大会(旧国民体育大会)や日本国内の乗馬の公認競技会への出場資格に関係のある、「日本スポーツ協会」の公認コーチ資格「日本馬術連盟」(以下日馬連)のJEF認定指導員資格があります。

日本スポーツ協会が認定する資格 公認コーチ資格
日本スポーツ協会は1911年に大日本体育協会として創立された団体で、その公認コーチ資格は、日本スポーツ大会やその他全国大会に出るようなハイレベルな選手の育成のために発足されました。
日馬連が認定する資格 JEF認定指導員資格
日馬連は1922年に日本乗馬協会として創立後、1946年に日本唯一の乗馬の統括団体として今の名前に改名されました。この団体は日本スポーツ協会の加盟団体であり、同時にその馬術部門においての中央競技団体となっています。日馬連の認定指導員資格は、馬術の選手の育成のためという面もありますが、主に日本スポーツ協会の公認コーチ資格を取るために必要な資格というイメージとなります。

乗馬インストラクター資格取得のメリットとデメリット

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まずメリットとして、インストラクター資格を取得していると、乗馬クラブや乗馬団体で働きたい時に優遇されることが多いです。

乗馬クラブの求人を見ると、多くの場合、指導者資格を持っている人は、多くの場合給与や仕事内容が考慮されるようです。

単純に給与が高いだけでなく、例えば馬房の掃除や馬のお手入れ以外にも、馬の運動やレッスンを任せられることも多いでしょう。

次にデメリットについてですが、資格を取得するためには多くの時間、経験、そして費用がかかります。基本的に、ある程度の経験が無いと資格取得のための試験を受験することすら難しいでしょう。
経験があっても取得のためには講習会等に参加する必要があり、その度にかかる費用も安くはありません。また、一旦取得した資格でも数年ごとに更新する必要があるため、その際にも費用がかかることになります。

どんな人に向いている資格?

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乗馬のインストラクター資格は、まず大前提として馬や乗馬が好きで、将来的に馬に関する仕事がしたい、もしくは乗馬の経験があって人にものを教えるのが好きという人向きの資格と言えるでしょう。

また、インストラクターの資格と言っても、単に教えることだけがその使い道ではありません。その資格を持っていることで、「私は馬についてしっかり学んでおり、ちゃんと正しく馬を扱えます。」という証でもあるので、馬の日頃の管理や調教に携わることもできるでしょう。
また、全乗振日本スポーツ協会が認定しているインストラクターの資格を取得していると、一般の人や、学生を対象として行なっている騎乗者の資格認定試験の際に、審査委員を務めることもできます

乗馬インストラクターの資格の内容と種類

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乗馬インストラクターの資格には、全乗協が認定するもの日本スポーツ協会が認定するもの、そして日馬連が認定するものがあると冒頭で紹介したことは覚えているでしょうか。

ここではそれぞれについて紹介していきます。

全乗協が認定するインストラクター資格
まず、全乗協が認定するインストラクター資格には、
大まかにブリティッシュの指導者資格ウエスタン指導者資格の2種類があり、
さらにその中で初級、中級、上級に分かれています。

全乗協が認定するインストラクター資格
ブリティッシュの指導者資格ウエスタン指導者資格
初級初級
中級中級
上級上級
↓資格の使用目的↓
乗馬クラブ等でインストラクターになりたい場合に必要

これらの資格は、乗馬クラブ等でインストラクターになりたい場合に必要になってくるものですが、欲しいと思ってすぐに取れるものではありません。将来乗馬に関わる仕事をしたいと思っている人は、早めに経験を積んでおくのが良いでしょう。

次に日本スポーツ協会日馬連の資格ですが、
この2つはインストラクターになるためのものというものというより、
特定の条件下で必要になる資格となります。

日本スポーツ協会が認定する資格
日本スポーツ協会の資格は、JSPO公認コーチ1(旧指導員)、コーチ3(旧コーチ)
2つがあります。
コーチ1の資格は、主に学校の部活動や地域の少年団向けのもので、
コーチ3の資格は国体等の全国レベルの選手を育成、強化するのが目的のものです。

日本スポーツ協会の資格
JSPO公認コーチ1(旧指導員)コーチ3(旧コーチ)
↓資格の使用目的↓
主に学校の部活動や
地域の少年団向け
↓資格の使用目的↓
国体等の全国レベルの選手を育成、
強化するのが目的
日馬連が認定する資格
日馬連の認定するインストラクターの資格はJEF認定指導員のみで、旧名を準コーチ資格といいます。この資格は単体で用いることはほとんど無く、この資格を持っていることが日本スポーツ協会の公認コーチ資格を取得する際の必須条件になります。

日馬連が認定するインストラクター資格
JEF認定指導員(旧名:準コーチ資格)
↓資格の使用目的↓
日本スポーツ協会の公認コーチ資格を取るために必要な資格

全乗協が認定するインストラクター資格種類の解説

さて、まず初めに全乗協の定める乗馬指導者資格について解説していきます。
全乗協の定める資格にはブリティッシュの指導者資格ウエスタンの指導者資格2種類があると言いましたが、そのどちらも乗馬クラブでインストラクターをする際に有用(クラブによっては必須)なものとなっています。

全乗協が認定するインストラクター資格
ブリティッシュの指導者資格ウエスタン指導者資格
初級初級
中級中級
上級上級
↓資格の使用目的↓
乗馬クラブ等でインストラクターになりたい場合に必要

現在、日本の乗馬クラブは、ほとんどがブリティッシュ式なので、資格保持者も圧倒的にブリティッシュの方が多数を占めています。どちらの資格にも、それぞれ取得難易度に合わせて初級、中級、上級の3つの級があり、上級の取得はかなり険しい道となっています。

ちなみにこれらの指導者資格を持っていると、同協会が一般の騎乗者向けに行なっている、
「技能認定審査」という乗馬のライセンス(5級〜1級)認定試験の審査員をすることもできます。
https://www.jothes.net/contents/column/869/

初級指導者資格

乗馬クラブのインストラクターを目指す場合は、まず初めにこの初級の資格を取るのが良いでしょう。
全乗振の指導者資格の中では最も取得条件が易しく、またこれを持っていることが中級以上の資格を取得する際の必須条件となります。とはいえ、初級も決して簡単に取得できるものではありません。

初級資格の取得認定試験を受けるためには、
まず同協会が開催する指導者養成講習会というものを受講する必要があります。
養成講習会では、初級資格認定試験の科目である「実技、面接、学科」について学びます。担当の講師が丁寧に教えてくれるので、積極的に質問をして試験に向けてしっかりと勉強しましょう。
そして、この講習会を受けると、その年の認定試験へ申し込みができるようになるという仕組みになっています。試験ではリラックスし、学んだことを最大限に発落ち着いて臨みましょう。

初級資格の取得手順
指導者養成講習会というものを受講する

講習会で「実技、面接、学科」について学ぶ
受講完了すると、その年の初級資格認定試験へ申し込み可能になる

初級資格認定試験を受験

合格すると「乗馬クラブのインストラクター」第一歩!
同時に、次のステップ「中級指導者資格」への受験条件をGET!

中級指導者資格と上級指導者資格

中級と上級の指導者資格も、初級と同じように養成講習会を受講後、取得認定試験という流れとなります
上の級へ行くほど難易度が上がり、資格の取得者も少なくなります。
中級、上級を持っていると周りからも一目置かれること間違いないので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

中級・上級資格の取得手順
指導者養成講習会というものを受講する

講習会を受講する
受講完了すると、その年の資格認定試験へ申し込み可能になる

資格認定試験を受験

合格すれば、資格認定!
一般の騎乗者向けの乗馬ライセンスの上の方の級の認定試験の審査員をすることも可能です。
https://www.jothes.net/contents/column/869/

日本スポーツ協会が認定する資格種類名の解説

スポーツ選手育成コーチを目指す資格

次に日本スポーツ協会の定める資格について解説していきます。
日本スポーツ協会の定める資格には、JSPO公認コーチ1(旧指導員)、コーチ3(旧コーチ)があります。

日本スポーツ協会の資格
JSPO公認コーチ1(旧指導員)コーチ3(旧コーチ)
↓資格の使用目的↓
主に学校の部活動や
地域の少年団向け
↓資格の使用目的↓
国体等の全国レベルの選手を育成、
強化するのが目的

まず、コーチ1は地域スポーツクラブ・スポーツ少年団・学校運動部活動等でのコーチングスタッフとして、基礎的な知識・技能に基づき、安全で効果的な活動を提供する方のための資格です。
コーチ3はトップリーグ・実業団等でのコーチングスタッフとして、ブロック及び全国大会レベルのプレーヤー・チームに対して競技力向上を目的としたコーチングを行う方のための資格です。

この内、コーチ1を持っていると、日馬連が認定している騎乗者のライセンスであるB級資格の審査員をすることもできます。(※その他に日馬連が定める審判資格も必要です)

また、これらの資格を取得するためには、決められたカリキュラムを受けること、
日馬連の定めるJEF認定指導員の資格を持っていること(もしくはその講習会を受けること)が
必須条件となっています

ちなみに、申請方法はかなりややこしいため、取得を希望する際には日本スポーツ協会と日馬連の両方のホームページをよく読んで、要件をしっかり把握することをお勧めします。

日本スポーツ協会 https://www.japan-sports.or.jp/
日本馬術連盟 https://www.equitation-japan.com/

日馬連が認定するインストラクター資格種類名の解説

日馬連 JEF認定指導者資格

最後に日馬連の定める資格について解説していきます。
日馬連の定める資格は、JEF認定指導員のみとなります。
この資格は、乗馬を安全に教えられる人材を育てるという目的もありますが、どちらかと言うと前述の
「日本スポーツ協会の定める公認コーチ1と3を取得する際の必須条件」という意味合いが主になっています。

日馬連が認定するインストラクター資格
JEF認定指導員(旧名:準コーチ資格)
↓資格の使用目的↓
日本スポーツ協会の公認コーチ資格を取るために必要な資格
日本スポーツ協会は、公認コーチの取得条件について、
専門的な分野に関しては各中央競技団体(この場合日馬連)に任せているので、
公認コーチ資格とJEF認定指導員資格は切り離せないものなのです。
また、この資格はあくまでもコーチ資格を取るための1ステップとしての意味合いが強く、基本的に真面目に講習会を受ければ落ちることはほとんど無いでしょう。

カリキュラムについて

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ここまで読んでいただいた方は、乗馬インストラクターの資格がどのようなものなのか何となく分かってきたかと思います。中には資格を取りたいなぁ、と考えている人もいるかもしれません。ここでは、資格を取得するために必要なカリキュラムについて解説していきます。

全乗振のカリキュラム

全乗振の資格取得には、細かいカリキュラムは存在しないものの、認定試験を受ける前に指導者養成講習会を受けなければなりません。講習会は3日間に渡って開催され、その全日に参加する必要があります。

指導者養成講習会(全3日間)
実技課目面接学科課目
認定試験で行う運動の練習マナー・接客馬学・馬術学

実技の項目では認定試験で行う運動の練習を、面接の項目では接客などの基本的なマナーを、学科では馬学や馬術学、そして安全に関する事項を学びます。ここでいう馬学とは、馬の体のことだけでなく、馬の餌のこと、蹄や体調の管理のことも含まれます。
初級、中級、上級共に内容の難易度は変わるものの、実施内容に差異はほとんどありません。

日本スポーツ協会のカリキュラム

スポーツ選手育成コーチを目指す資格

次に日本スポーツ協会の資格取得のカリキュラムについて、紹介していきます。
まずコーチ1では、NHK学園による通信講座を共通科目Iとして45時間分受講し、スポーツ全般に共通する基礎知識や初心者への指導方法、競技者の育成プログラムを学びます。さらに、それとは別にスポーツ毎に専門科目として20時間以上の講習を受けなければなりません。馬術の場合だと日馬連が専門科目の講習会を3日間に渡って開催しているので、それを受けることになります。受講を修了するとレポートの提出や試験があるので、真面目に受けましょう。

JSPO公認コーチ1(旧指導員)の資格取得カリキュラム
資格用途:主に学校の部活動や地域の少年団向け
NHK学園による通信講座(共通科目I)
受講時間:45時間
日馬連 専門科目講習会
受講時間:3日間
受講終了後:レポート提出と試験

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次にコーチ3について紹介していきますが、コーチ3は1よりもカリキュラムが大幅に増えています。
まず、NHK学園による通信講座を共通科目Ⅲとして150時間分受講(一部講習会も実施)し、日馬連の開催する講習会を専門科目として60時間以上受け、それぞれレポートや試験をもって修了となります。

コーチ3(旧コーチ)の資格取得カリキュラム
資格用途:国体等の全国レベルの選手を育成、強化するのが目的
NHK学園による通信講座(共通科目Ⅲ)
受講時間:150時間 一部講習会
日馬連 専門科目講習会
受講時間:60時間以上
受講終了後:レポート提出と試験
コーチ1は安全にスポーツができるようにという基礎的な目的なのに対して、コーチ3はスポーツ選手の能力を上げるのが目的なのでより専門的な資格になります。
※ただし、令和2年度はコロナウイルス拡大防止対策のため、コーチ1,3共に専門科目もWEB講習会で行われました。

日馬連のカリキュラム

日馬連 JEF認定指導者資格

最後に日馬連のカリキュラムについて紹介します。
JEF認定指導員のカリキュラムは、他の2つの資格に比べて単純で、また要する時間も短く設定されています。
2日間に渡って計15時間程度の講習を受け、2日目の最後に試験を受けるだけとなっています。

JEF認定指導員の資格取得カリキュラム
資格用途:乗馬を安全に教えられる人材育成、公認コーチ1と3を取得する際の必須前提条件
1日目
講義を受講
2日目
講義、検定試験

講習会内容は、馬術指導者の一般的心得対象別指導方法 (グループディスカッションあり)、安全指導法(指導者の法的責任)、馬のスポーツ栄養、馬の救急医療、馬のドーピング防止、競技馬の運動科学、各競技のルール、審判方法となっています。

※ただし、令和2年度はコロナウイルス拡大防止対策のため、WEB講習会で行われました。

募集要項と申込方法

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募集要項は、団体によって要項も申込方法も異なっているので、団体毎に順に紹介していきます。

全乗協の指導者資格

全乗協会の指導者資格の募集要項はホームページ上に載っており、申込用紙もダウンロードできます。
申込方法は基本的に郵送です。また、級に関わらず、指導者養成講習会を受講すれば後日認定試験に臨めるという方式となっています。

まず初級の講習会への申込条件ですが、

  • 申し込みをする年の4月1日時点で満20歳以上であること
  • また、その時点で3年以上の乗馬の経験があることが必須
  • 技術面では、20m×60mの馬場の中で、自分の指示で常歩、速歩、駈歩のコントロールが可能

↓初級の次は中級へステップアップ↓

次に、中級資格の講習会への申込条件は、

  • まず初級の資格を持っていること
  • そして初級指導者として3年以上の指導経験があることが必須
  • 実技では馬場馬術と障害馬術のそれぞれの技術が必要になります

認定試験の科目も初級と同じく「実技、面接、学科」の3つですが、それぞれの内容は格段に難しくなります。

↓中級の次は上級へ↓

さらに上級資格の講習会への参加条件は、

  • 中級資格を持っていること
  • 中級指導者として3年以上の指導経験があること
  • 日本の内国産の馬、もしくは競馬上がりの馬で講習及び試験を受けられること
  • 実技課目

日本スポーツ協会の公認コーチ資格

スポーツ選手育成コーチを目指す資格

日本スポーツ協会の公認コーチ資格の申込は非常にややこしく、
手順が多くなっているのでしっかりと確認しながら進めてください。

コーチ1の資格申請(JSPO公認コーチ1(旧指導員)) 申込条件

  • 申し込みをする年の4月1日時点で満18歳以上であること
  • 日馬連のJEF認定指導員資格を持っていること(もしくは当該年に受講すること)
  • 自身の所属する「都道府県の馬術連盟」(以下県馬連)の許可があること等

申込方法は、まず所属の県馬連へ申し込みをしたい旨を伝えます。その後、日本スポーツ協会のホームページより、指導者マイページを作成し、そのページ内から電子申請する形になります。ただし、申し込みの詳細については、日馬連のホームページに挙がります。

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コーチ3の(旧コーチ)申込条件

  • 申し込みをする年の4月1日時点で満20歳以上であること
  • コーチ1の資格かJEF認定指導員資格を持っていること
    (もしくは講習会を既に受けており、資格取得見込みであること)
  • 所属の県馬連の許可があること等

申込方法はコーチ1と同じで、まず県馬連へ申し込みの旨を伝え、その後日本スポーツ協会の指導者マイページから電子申請します。この資格についても、詳細は日馬連のホームページに挙がります。

日馬連の指導員資格

日馬連 JEF認定指導者資格

日馬連のJEF認定指導員資格の申込は比較的簡単です。

  • まず、申込条件は18歳以上で
  • かつ同団体の騎乗者資格であるB級(馬場限定、エンデュランス限定も可)を持っていることだけです。

申込方法は、日馬連のマイページからの電子申請となります。

受講スケジュールと受講できる箇所

受講スケジュールですが、基本的に毎年変更があるので参考程度でお読みいただければと思います。

全乗協の初級指導者資格は、
6月〜9月あたりにかけて全国7箇所で順に講習会があり

その後10月に、講習会が行われた全会場にて同時に試験が実施されます。中級、上級は東日本と西日本の2箇所で8〜9月に講習会があり、

その後試験が行われますが、学科と実技・面接の試験は分かれています。学科は初級と同じ日程、場所で行われ、実技・面接は講習会が行われた2箇所で後日実施されます。
(※ただし、令和2年度はコロナウイルス拡大防止対策のため全て中止となっていました。)
日本スポーツ協会の公認コーチ資格は、
8月辺りから共通科目を受講し、11月〜1月辺りに専門科目を受講、適宜試験やレポートを提出となっています。
日馬連の指導員資格ですが、11〜12月あたりに講習会と試験が同時に行われます。

各資格の費用について

全乗振の指導者資格の費用
まず初級は講習会の受講料が10,000円、実技で必要な馬のレンタルや輸送は実費
(レンタル料は会場毎に違いますが、概ね1鞍6000〜8000円程度)中級・上級も受講料が10,000円で、馬の費用は実費となります。認定試験の受験料は初級と中級が10,000円、上級が20,000円です。
また、教材は必須ではないですが、全て揃えると13,000円程度です。

 講習料の受講料認定試験受験料馬のレンタルや輸送費教材
初級10,000円10,000円1鞍
6000〜8000円
程度
全て揃えると13,000円程度
中級10,000円
上級20,000円

※金額は全て税別表記です

日本スポーツ協会の公認コーチ資格の費用
まず講習の受講料について、コーチ1は、共通科目が20,000円、専門科目が14,000円、
コーチ3は共通科目が23,000円、専門科目が10,000円です。
また、試験を合格した場合、資格登録料(4年分)というものが発生しますが、
コーチ1,3共に28,000円です。ちなみに、以降4年ごとに25,000円の更新料が発生します。

コーチ1コーチ3
共通科目受講料20,000円23,000円
専門科目14,000円10,000円
資格登録料(4年分)共に28,000円
更新料4年毎に25,000円

※金額は全て税別表記です

日馬連の指導員資格の費用
講習会が10,000円、資格登録料が16,200円(4年分)です。

講習会受講料10,000円
資格登録料16,200円(4年分)

こちらも4年ごとに更新が必要となります。

まとめ

ここまでだいぶ長くなってしまいましたが、ざっくりとまとめると、
・乗馬クラブ等で働きたい場合→全乗協の資格
学校の部活やその他の団体、国体等に関わりたい場合は→日本スポーツ協会日馬連の資格
上記を取得すると良いでしょう。

また取得難易度については、どの資格も実際に馬に乗れる人ならば、費用と時間をかければ取れないことはないでしょう。ただしいずれも取得できるチャンスは年1回なので、各ホームページを確認して申込期間をチェックしておくことをおすすめします。
最後に、現在コロナ禍中のため、令和3年度からのスケジュールや講習方法については変更がある可能性があるので、あわせてチェックしておきましょう。

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